中古車は安さが魅力ですが、使い込まれたものだけに状態面の確認は欠かすことができません。そこで、年式や走行距離から車の状態を判断してできるだけ品質の良さそうな車を購入しようとするものですが、これだけでは車の状態の良し悪しというのを判断することはできないのです。同じ条件であれば、年式が新しく走行距離が短い車の方が状態が良いのは当然のことではあるのですが、もっと重要なのはしっかりと整備をされているかということがポイントとなります。信頼性の高い車はメンテナンスがしっかりしていれば、10年10万キロどころかその倍も走ることができますが、逆にメンテナンスがいい加減であれば10年10万キロでも状態が最悪ということになってしまうこともあります。
つまり、年式が古かったり走行距離が多かったりした場合、状態面で不安がある可能性が高いのは事実にしても新しいから、距離が短いからといって必ずしも状態が良いとは限らないのです。そのため、中古車を選ぶ時には整備状況をよく確認することが重要となるのですが、整備状況が確認できないのであればできるだけ避けたほうがよいといえます。10年10万キロを超えている車であっても整備状況がよく、しっかりと手入れされている車はお買い得であることもあるのですが、整備状況が不明な中古車は例え年式が新しくても走行距離が少なくてもどのような部分で不具合が出るのか予想がつかないので、整備状況がわからない車は避けたほうが安全です。