中古車は大抵、新車より安い価格で販売されており、数十万円程度の価格であれば車両によっては現金一括払いで購入することも不可能ではありません。しかし、中には中古車を欲しくてたまらないのに、積み立てにまわすことができるだけの給与を得ておらず、自動車の購入資金をなかなか集められないような人もいます。この場合に便利なのが自動車ローンで、与信審査に合格すれば、申込先の金融会社が中古車の購入費用を代わりに支払ってくれます。その後は、金融会社に分割で返済していくことになりますが、毎月の返済額は基本的に少額なので、家計に負担をかけることなく購入した車に乗り続けることができます。
自動車ローンには、金融機関で組むことができるものと、販売店を通じて信販会社に申し込むものの2種類がありますが、基本的には所有権を自分のものにして支払総額を減らしたいのであれば前者を、面倒な手続きを全部販売店で終わらせたいのであれば後者を選ぶと良いです。ただし、近年は大手の中古車販売店の中にも、自動車メーカー系のファイナンス会社と同じかそれ以上にローンの種類を多く取り揃えているところがでてきており、一定期間経過後に残価で買い取ることを保証し、その分を返済対象から除外したり、金融機関並みに長期の返済期間を設定してローンを組んだりすることができ、頭金を用意するなどといった工夫をすれば金融機関で組むローンより返済額を抑えられる可能性があります。