中古車販売店には大手から零細まで多くの店舗があります。現在、中古車購入のほとんどがインターネット経由で行われると言われており、店頭で購入する人も必ずネット情報を閲覧するでしょう。ネットで車種や価格、相場などを考慮した上で、知り合いの販売店に探してもらうことも多いはずです。中古車販売店のスタイルは、大きく分けて2つあります。

まず、車の在庫を持たず、消費者が購入希望する車をオークションから仕入れるというスタイルと在庫を保有し、店頭で展示して同時にネット上に掲載するというスタイルです。早く言えば、在庫を持つか持たないかの違いです。在庫を持つ販売業者の場合、大手販売業者は資金力が豊富で、とくに上場企業であればキャッシュフローに強みを持つのですが、個人経営の零細企業では、キャッシュフローに弱みがあります。売った車の利益で経費を回収するため、零細企業は本来、販売台数よりも1台の利益にこだわります。

しかし、店舗を構える敷地に30台以上の展示車を持つ販売店は、在庫リスクを避けるために台数にこだわった無理な販売をします。展示車にも経費は掛かります。展示車の消化率は良い店舗でも4割と言われており、大手チェーン展開の企業であれば、他の地域や連携する企業への流通が可能ですが、1店舗のみで経営する店舗であれば、消費者が購入する以外にオークションで処分するしか消化方法がありません。展示車が多いと販売台数が増加しても経費も増加します。

展示車がある場合、20台以下の店舗を選ぶことが良いでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です