2016年度の新車の登録台数は約500万台、それに対して中古車の登録台数は約350万台でした。その差は約150万台です。日本においては、新車の方がよく売れていることがわかります。そして、景気が良くなればなるほどこの傾向は強くなるようです。

しかし、欧米では逆に中古の登録台数のほうが多いと言われています。古くなってもきちんとメンテナンスを行い、手をかけながら乗り続ける人が多いようです。ちなみに、他の年における新車と中古車の登録台数を比較してみると、2012年度の新車の登録台数は約530万台、中古車の登録台数は約400万台で、その差は約130万台でした。また、2014年度は新車の登録台数は約550万台、中古の登録台数は約370万台でその差は約180万台となっています。

中古車の登録者数は年々減少傾向にあり、新車は530万台前後を維持していたのですが、ここ2年ほどは新車の登録台数も減少に転じており、クルマ全体の売り上げが落ちていることがわかります。新型のモデルチェンジが少ないと、登録台数も落ち込みますので、そのような影響がこの2年間はあったと考えられます。そして、新車の販売台数が減ると、当然中古市場にも影響を与え、じわじわと中古車の登録台数も減少することになります。また、クルマのフルモデルチェンジのサイクルが伸びていることから、クルマの買い替えサイクルも伸びており、これが登録台数の減少にもつながっていると考えられます。

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