新しく中古車を購入する場合には、車両のスペックや乗り心地以外にもチェックしておきたい点がたくさんありますが、その中の一つといえるのが自賠責保険です。中古車販売店にはたくさんの車両が展示されていますが、自賠責保険の点から見た場合に販売車両は大きく、保険期間が残っているものと、有効期間が切れていて無保険車となっているものに分かれています。もし、前者に該当する中古車を購入した場合は、名義変更手続きをするだけで済みますが、後者にあたる車両を購入する場合は自賠責保険に新規に加入する手続きをしなければなりません。当然、新規に加入する以上、保険料を支払う義務もあり、中古車購入時に請求される費用に含まれることになります。

また、自賠責保険の有効期間が切れている車両は大抵、車検の有効期間も終了しています。これは、自賠責保険の加入期間が車検期間をカバーする形で設定されるためです。したがって、無保険の中古車を購入する場合は、運輸支局等での検査登録費用も代金に含まれ、販売店のスタッフに手続きをお願いするのであれば代行費用も含める必要があります。車両に自賠責保険の保険期間がまだ残っているかどうかは自賠責保険証明書を見ればわかりますが、ナンバープレートが取り付けられているかどうかによっても判断することが可能なので、車両をよく確認してみましょう。

なお、自賠責保険がまだ有効なのにも関わらず、購入時に保険料の支払いを請求してくる販売業者が稀にいますが、これは水増し請求にあたるので絶対に応じないようにしましょう。

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