私たちの生活、そして様々な商業施設に欠かせない存在としてあげられる駐車場。その中でも、平地をそのまま利用して作られる平面駐車場に対し、立体的に多層化されて作られている駐車場として立体駐車場があります。自動車を利用される方であれば、誰でも一度は利用した経験があるかと思いますが、立体駐車場といっても自走式立体駐車場と機械式駐車場の2種類が存在します。まず、自走式立体駐車場は、運転者が目的階まで車を運転し、自ら駐車を行うタイプの駐車方式をとる駐車場を指し、専用昇降路の設置方式からフラット式・スキップ式・連続傾床式と3つの種類があります。

そして、機械式駐車場とは、自動車を駐車または運搬する手段として機械装置を用いるタイプの駐車方式をとる駐車場を指し、地上二段式・ピット二段式・昇降横行式・垂直循環方式・エレベーター方式という5つの種類が存在します。それぞれ異なる利点があります。自走式立体駐車場の利点は多くの駐車台数を確保できることで利用料金を抑えることができます。ただ、ある程度の駐車台数を確保するには、それに見合うだけの大きな土地が必要となり、諸条件によっては、利用料金が高くなってしまうケースもあります。

ですが、マンションや商業施設の集客用の駐車場、公共施設の駐車場に最も適しているといえます。利用者にとっても複雑な機械操作や高度な運転技術を必要とせず、利用しやすいというメリットがあります。それに対し機械式駐車場の利点は、狭い土地を最大限に活用することができ、抜群の収容効率を得られるということになります。また、タイプによっても様々なメリットがありますが、機械が動く場所ということで便利な反面、大変危険な場所にもなりますが、ルールさえ守って利用すれば安全な装置になっています。

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