自動車を長くキレイに保つための方法としてガラスコーティングがあります。しかし、一口にガラスコーティングといってもいくつかの種類があり、それぞれに特徴がありますので、それを調べた上でどのコーティング剤を選ぶのかを考えなければいけません。まずガラスコーティングを大きく分けると、シリコン系とフッ素系の2つになります。このうちホームセンターやカー用品などで市販されている安価なコーティング剤はシリコン系となります。
シリコン系は簡易施工できるタイプがほとんどですので、自宅でも手順を間違えなければ問題なく行うことができます。撥水性に優れていますが皮膜が弱いため耐久性という面ではフッ素系に劣ります。一方、フッ素系はシリコン系に比べると2~3倍程度割高で販売されていることがほとんどです。フッ素系の特徴は耐久性が極めて高いことです。
例えば、ワイパーの摩擦が加わるフロントガラスでも施行から半年程度は効果の持続が期待できますし、その他の部分では1年以上もつとされています。また防汚性能に優れているため、自動車の手入れが楽になるというのもフッ素系の特徴です。自動車が汚れやすい環境にあるような場合はフッ素系でのコーティングおすすめといえます。最後にもう一つ、シリコン系の強力な撥水力とフッ素系の効果持続期間もったハイブリッド型ガラスコーティングというのも存在します。
ただし、これは基本的に市販で販売されておらず、プロのコーティング業者などが扱うものとなっています。